高血圧 何から始めればいい?

血圧が高くなってきたけど何から始めればいい?という皆様の疑問を解説しています。

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高血圧の患者数は日本にどれくらいいるかご存知でしょうか?
その数4300万人で、生活習慣病の中では最も多い患者数となっています。
高血圧自体は症状がほとんど現れないため自覚しにくいですが、心臓や脳、腎臓の病気を引き起こすサイレントキラーとも言われていて、それらを予防するための血圧コントロールが非常に重要となります。
ここでは、血圧が高くなってきたけど何から始めればいい?という皆様の疑問を解説していますので予防や治療の役に立てていただければ幸いです。

まずは減塩から

高血圧の対策といえば減塩のイメージが強いですよね。
他にも禁煙、飲酒量を減らす、適度な運動、ストレスを減らすなど、対策はいろいろありますが、今回は食事に絞って解説します。
塩分を1日6g未満に抑えると血圧を下げる効果や心臓・脳・腎臓の病気のリスクを減らせる可能性があると言われています。日本人は減塩することで血圧が下がりやすい(塩分感受性)人種のようなのでぜひ取り組みたい対策です。
ただし、いきなり塩分量を減らしすぎると体調を崩してしまう可能性もあるので、少しずつ減らしていきましょう。

具体的にはどうすればいい?

塩分を控える上で、食事は具体的にどのように気をつければ良いのか気になりますよね。まずは醤油や味噌は減塩のものを、塩であれば天然塩のものを選ぶようにするところから始めるのがおすすめです。
天然塩のものはミネラルがバランスよく含まれているのがポイントで、血圧を上げてしまうナトリウムの摂取量を減らせる可能性があります。さらにカリウムも含まれており、カリウムが体内のナトリウムを減らして血圧が上がらないよう働きかけてくれます。カリウムの摂取は血圧を下げるために推奨されていて、カリウムを多く含む食品は以下の通りです。

・野菜(ほうれん草、小松菜、かぼちゃ、ブロッコリーなど)
・芋類(里芋、さつまいも、ジャガイモなど)
・果実(バナナ、メロン、キウイフルーツ、アボカドなど)
※腎臓が悪い人はカリウムが体内に増えすぎて心臓の負担になってしまうため摂取量を減らす必要があります。

運動や節酒、禁煙等も大事ですが、まずは日々の食事から見直してみましょう。